復活見えた4位成田美寿々 昨年12戦8度予選落ちも課題は技術「気持ちのせいじゃない」
昨年絶不調も切り替え「自分でも笑い話にできるくらい吹っ切れている」
昨年は12試合で予選落ち8度、棄権が1度と絶不調だった。2012年から8年連続で当たり前のように賞金シードを獲得してきた実力者。技術面で試行錯誤を繰り返し、なんとか這い上がってきた。不調の原因は「技術の問題」と断言する。
「気持ちがよくないからダメだと言いたくない。技術の問題だったと今でも思っている。スイングの再現性もバラバラだった。もともとそんなに安定しているタイプではなかったのが何かのきっかけで崩れた。もう一番下を見たので、もう上がっていくしかない。もう今は(去年の)試合のことは自分でも笑い話にできるくらい吹っ切れている」
優勝は2019年8月が最後。今年はクラブを変更した。「良いと感じるものが試合になったら変わってしまうのかなという恐怖はあったけど、試合になっても突発的なミスもない。自分に合ったクラブを作っていただいている」と感謝した。
好位置でスタートした今年3戦目。「去年の悔しかった想いを晴らしたいというのあるけど、一番は楽しんでプレーしたい。こういう壁を楽しんでゴルフをしたいと思っています」。成田にとって楽しむとは。「やっぱり球を操るのが一番ですかね」とニヤリと笑い、第2日に向かう。
(THE ANSWER編集部)