初の故障、離脱… 元世界1位ジョコが激動の日々で学んだ「本当に偉大な教訓」
男子テニスの元世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6月のウィンブルドン準々決勝トマーシュ・ベルディハ(チェコ)戦で持病の右肘痛が悪化。今季残りシーズンの欠場を余儀なくされた。2018年に復活を期すかつての絶対王者は、キャリア初の大怪我から多くを学んだという。米テレビ局「FOXスポーツ」電子版が報じている。
故障に苦しんだ18か月間は「ローラーコースターのようだった」
男子テニスの元世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6月のウィンブルドン準々決勝トマーシュ・ベルディハ(チェコ)戦で持病の右肘痛が悪化。今季残りシーズンの欠場を余儀なくされた。2018年に復活を期すかつての絶対王者は、キャリア初の大怪我から多くを学んだという。米テレビ局「FOXスポーツ」電子版が報じている。
「この問題で1年半の間は、個人的に本当にローラーコースターのようだったんだ。人生で手術をしたこともない。ここまでの長い間、ツアーから離れる大怪我を一度もしたことがなかったんだ」
記事によると、後半戦の欠場で世界ランクを直近10年で最低の12位まで下げることになったジョコビッチはこう語った。16年には左手首の故障に苦しんだ30歳だが、右肘の持病は18か月間も悩まされていたという。後半戦離脱に伴い、全米オープンも欠場。それは、苦渋の決断だったという。
「僕はキャリアでグランドスラムを一度も休んだことはなかった。大きな決断だった。あれ以上、プレーすることはできなかったので、他に選択肢はなかった。自分の腕も上げられないのだから、おしまいだった」
ジョコビッチは痛みに耐え続けた結果、今季のタイトルは1月のカタール・オープンのみ。苦しいリハビリの日々にスーパースターは、あることを学んだという。