福島出身・武尾咲希が「67」で首位 震災から10年「元気を届けられるプレーがしたい」
女子ゴルフの明治安田生命レディスが12日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕した。福島出身の武尾咲希(GOLF5)が6バーディ、1ボギーの5アンダー。20歳の安田祐香(NEC)と並び、首位発進を決めた。
明治安田生命レディスが開幕
女子ゴルフの明治安田生命レディスが12日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で開幕した。福島出身の武尾咲希(GOLF5)が6バーディ、1ボギーの5アンダー。20歳の安田祐香(NEC)と並び、首位発進を決めた。
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武尾は前半3番から3連続バーディーを奪うと、終盤にもスコアを伸ばす。17番パー3でボギーを叩いたものの、強風の中で67を記録。5アンダーで堂々の首位に立った。「今日はショットがとても良く、2メートル以内のバーディーチャンスがたくさん作れたのが良かったと思います」とコメントしている。
福島・会津若松市出身の26歳。11日で東日本大震災からは10年が経過した。当時は高校1年生だったが、母校の体育館などが沿岸の地域からの避難所となっていたという。「皆さんが本当に大変な思いをしていらっしゃったのを見ていた。自分の出来ることが本当になくて、もどかしい気持ちだったのは覚えています」と振り返った。
「今はプロゴルファーとなって私のプレーを通して元気になってもらうことも出来ると思う。皆さんに元気を届けられるようなプレーがしたいなと思ってプレーしました」と語った武尾。目標は初優勝。「今日みたいにキャリーとか集中するべきところに集中して、いいプレーができれば」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)