渋野日向子に石川遼から助言 フォーム変更で試行錯誤「昨年からお世話になっている」
女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが4日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子(サントリー)は71で回り、1アンダーで首位・西郷真央(大東建託)と7打差の20位発進。石川遼(カシオ)からスイングの助言を受け、フォーム変更に着手中だと明かした。
今年初戦ダイキンオーキッドレディス
女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが4日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子(サントリー)は71で回り、1アンダーで首位・西郷真央(大東建託)と7打差の20位発進。石川遼(カシオ)からスイングの助言を受け、フォーム変更に着手中だと明かした。
渋野は1、2番をパーとした後、3番で5メートルのバーディーパットを沈めた。2021年初バーディー。昨年はコロナ禍で中止となり、2年ぶりのツアー開催となった沖縄のファンが沸く。拍手や「おー!」と声が響いた。9番で落としたが、10番でバーディー。15番でもバーディーを奪ったが、最終18番のボギーで1アンダーとなった。
昨年12月の全米オープン以来の試合。朝の練習場からスイングを念入りにチェックしていた。クラブを引き上げた際、トップの位置が低い。シャフトが右肩の下付近に当たるような形となっていた。これについて渋野はこう説明した。
「今までは高めに上げていたのをちょっと低めに。トップまで上げたところで、クラブが自分の肩より上がらないように。安定感、再現性を高めるためです。左へのミスが減る。立て振りというより、横に近いスイングですね。円っぽいスイングを目指しています」
安定したショットを手に入れるために挑戦。きっかけについて「これは昨年からお世話になっている石川遼プロから助言をしていただいてやっています」と説明。「今まで見てもらっていて、それにプラスアルファですね」と明かした。全英女子オープン優勝などを支えた青木翔コーチから昨年限りで「卒業した」と話し、今は専属契約なしでプロ仲間などからアドバイスをもらいながらやっているという。
この日の10番パー4では、残り135ヤードの第2打を7アイアンで2メートルにつけてバーディーを奪った。「自分がスイングすると手応えはわからないけど、ショットはよかったかな」と振り返り、理想のスイングに比べて点数を聞かれると「まだまだ半分くらい。50点ですかね」と、まだまだの様子。「試合を重ねる中で悪い癖も出るし、試合をしながらしたいスイングに近づけていけたら」と成長を誓った。
(THE ANSWER編集部)