クボタ2連勝の裏にW杯Vメンバー 南アHOの絶大な影響力とは「日本人に敬意払う選手」
ラグビーのトップリーグ第2節が27日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、クボタは39-7で東芝を破り、開幕2連勝となった。2019年ワールドカップ(W杯)で南アフリカの優勝に貢献したHOマルコム・マークスが加入。フォワード陣にさらなる厚みをもたらし、チームメイトたちは影響力の大きさを明かした。
ラグビー・トップリーグ第2節
ラグビーのトップリーグ第2節が27日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、クボタは39-7で東芝を破り、開幕2連勝となった。2019年ワールドカップ(W杯)で南アフリカの優勝に貢献したHOマルコム・マークスが加入。フォワード陣にさらなる厚みをもたらし、チームメイトたちは影響力の大きさを明かした。
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クボタは前半24分、敵陣残り5メートルのラックから右に展開し、ボールを受けた主将のCTB立川理道が相手防御をこじ開けて先制トライ。スクラムの強さを発揮しながら0-7で後半に突入すると、4トライで突き放した。
南アフリカ代表でW杯優勝を経験したマークスが、NTTコムから加入。FWの強さが増し、日本代表のW杯8強入りに貢献したFLピーター・ラピース・ラブスカフニは「マルコムがクボタに来てくれて何よりも嬉しい」と吐露。「彼はワールドクラスの選手なのでチームにもたらす影響も大きい。フィールド外でもチームに貢献してくれている」と感謝した。
SH井上大介も「彼は練習でも凄く真面目で、しっかり日本人に敬意を払って接してくれる。世界レベルの選手だなって思います」と説明。さらに「スクラムでしっかり押して強いのはもちろん。要所でもジャッカルでペナルティを取ってくれて助かる。そこはやっぱり日本人離れした世界のプレーヤー」と評した。
倒れた相手のボールを奪う「ジャッカル」の威力は凄まじい。この日もピンチの場面で貢献し、井上は「一回食いついたらなかなか離さない。いいタイミングで入りさえすればジャッカルできる」と明かした。
3月6日の第3節はNTTコム(江戸川区陸上競技場)と対戦する。ラブスカフニは「強みはどれだけ一つになれるか」と語れば、立川も「セットピースの安定性が一番。相手をコントロールできているのが武器になっている。今後もハードな試合が続くので、反省を生かしながら次に向けて準備したいと思います」と3連勝を狙う。
(THE ANSWER編集部)