世界選手権ラスト1枠 ロシア女子の競争に識者注目「リーザが3回転アクセル跳べば…」
フィギュアスケートのロシア杯ファイナルは、今月27日からモスクワで行われる。3月の世界選手権(ストックホルム)ロシア代表の選考材料にもなる同大会。アリョーナ・コストルナヤ、エリザベータ・トゥクタミシェワらが代表枠を争う女子シングルについて、同国の五輪金メダリストらが展望を語っている。
27日からロシア杯ファイナルが開幕
フィギュアスケートのロシア杯ファイナルは、今月27日からモスクワで行われる。3月の世界選手権(ストックホルム)ロシア代表の選考材料にもなる同大会。アリョーナ・コストルナヤ、エリザベータ・トゥクタミシェワらが代表枠を争う女子シングルについて、同国の五輪金メダリストらが展望を語っている。
世界選手権の女子シングル代表は、昨年末のロシア選手権を制したアンナ・シェルバコワだけが内定済み。同3位のアレクサンドラ・トルソワも代表入りが確実視されている。3枠のうち、残る枠を19年グランプリ(GP)ファイナル女王のコストルナヤ、14年GPファイナル&15年世界選手権女王のトゥクタミシェワらがロシア杯ファイナルの演技で争う形となりそうだ。
ロシアメディア「sport24.ru」は、同国初の世界女王マリア・ブッテルスカヤ氏が同大会の展望について語った内容を記事で掲載。同氏は「世界選手権に行くためにはコストルナヤは1位にならないといけません! 彼女が1位にならなければならない最後の大会があります。他の選択肢はないでしょう」とこれが最後のチャンスであると強調している。
同氏も世界選手権代表の残る枠は1つと考えているようで「シェルバコワは確実に(世界選手権に)行きます、トルソワも確実に行きます、残った場所はあとひとつです」と言及。「これはコストルナヤだけに関することではなく、全ての人に関することです。全てのスケーターにチャンスがあり、みんな世界選手権に出るために戦います」と注目している。