重傷だったジョコビッチ、“怪我疑惑”に胸中「時に少し不公平だと感じることはある」
テニスの全豪オープンは21日、男子シングルス決勝で世界ランク1位・ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同3位ダニール・メドベージェフ(ロシア)を3-0で破り、3年連続9度目の優勝を飾った。圧倒的な強さで世代交代を許さないジョコビッチだが、試合後の会見では3回戦で筋断裂していたことを明かしている。
優勝会見で3回戦で怪我していたことを公表
テニスの全豪オープンは21日、男子シングルス決勝で世界ランク1位・ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同3位ダニール・メドベージェフ(ロシア)を3-0で破り、3年連続9度目の優勝を飾った。圧倒的な強さで世代交代を許さないジョコビッチだが、試合後の会見では3回戦で筋断裂していたことを明かしている。
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やっぱりジョコビッチは強かった。第1セットこそもつれたが、第2セット以降はメドベージェフを圧倒。世界No.1を改めてアピールした。
試合後の会見では衝撃の事実を明かしている。「腹斜筋の筋断裂だった。(テイラー・)フリッツとの3回戦でそれが起きた時、すぐに感じた。試合後の会見では想像にすぎなかったけれど、筋断裂だと感じてはいた。パチンと切れるのを感じた」と振り返っている。
3回戦のテイラー・フリッツ(米国)戦で負傷。フルセットの激闘の末に勝利したが、試合後には「コートに立つことができるかどうか分からない」などと棄権の可能性を示唆していた。それでも4回戦以降も強敵を次々撃破。決勝まで勝ち上がっていたことで、怪我の真偽を疑われてもいたという。
「どんな怪我なのか、回復するのは不可能なんじゃないかなど、多くの憶測があった。誰もが自分の意見をいう権利を持っている。自分が思っていることを言って、他人を批判する権利がある。時に少し不公平だと感じることはあるけどね。でも初めてのことでもなければ、これが最後でもないだろう。
ここ10日間程、我々が何をしていたのか、見るチャンスが多分今年の末にあると思う。ドキュメンタリーが公開される。ここでの事や過去6か月の事が含まれている。舞台裏で行われていた治療などを見る機会があるだろう」