バレット鮮烈デビュー、1か月遅れの初陣で21得点「感慨深い」「日々向上していきたい」
ラグビーのトップリーグ(TL)は21日、第1節3試合が行われ、神奈川・相模原ギオンスタジアムではサントリーが75-7で三菱重工相模原に勝利した。今季サントリーに加入したニュージーランド代表SOボーデン・バレットがスタメンデビュー。前半終了間際には初トライを決めるなど、世界最強の指令塔がいきなり21得点と躍動した。
トップリーグデビュー戦でトライ&キック8本成功
ラグビーのトップリーグ(TL)は21日、第1節3試合が行われ、神奈川・相模原ギオンスタジアムではサントリーが75-7で三菱重工相模原に勝利した。今季サントリーに加入したニュージーランド代表SOボーデン・バレットがスタメンデビュー。前半終了間際には初トライを決めるなど、世界最強の指令塔がいきなり21得点と躍動した。
バレットは日本代表SHの流大とのハーフコンビで出場。前半3分にコンバージョンキックでトップリーグ初得点を決めると、前半ラストプレイでは自ら飛び込んで初トライ。21得点をマークし、後半20分に退く際には観客からの大きな拍手を浴びた。
試合後のオンライン会見では「やっとトップリーグに出られて、チームメートと戦えたことが感慨深い」と振り返ったバレット。「優勝というのは当然あるが、プレーヤーとして日々向上していきたいという思いでやっている。チームメートといい思いを共有したい」と語った。
世界最優秀選手を2度受賞し、2019年ワールドカップ(W杯)日本大会でもオールブラックスの一員として活躍した。大注目の中で参戦したTLは、新型コロナの影響で1か月遅れの開幕となったが「準備をしっかりして、毎日すごく楽しく過ごせているのでいい経験ができている」と前向きだった。
母国の英雄、SOダン・カーターが日本時間20日に引退を表明した。バレットもニュースを見てからメッセージを送ったという。「与えてくれた影響が大きい選手。世界でもベストの選手だと個人的には思っている。チームメートとしてもプレーしたし、対戦もした。小さい頃から尊敬していた、そういう選手になりたいと思っていた選手。(引退は)残念ですが、功績は残っていくと思う」と語った。
(THE ANSWER編集部)