歴史的な銀メダル獲得の日本 「最高のバトン交換」に寄せられた称賛の声
日本が改良を加えてきたアンダーハンドパス、ボルトも「これこそチームワーク」
また、同種目のアンカーを務めてジャマイカに金メダルをもたらし、100メートル、200メートルと合わせて史上初の3大会連続3冠の偉業を成し遂げたウサイン・ボルトも、日本の高いバトン技術に賛辞を送り続けている。米スポーツメディアの「アンディフィーテッド」によると、ボルトは日本が2位に入ったことは驚きではないとして、「これこそがチームワークだ。中国や日本の選手が、素晴らしいバトンパスをしているということに、私はずっと前から気付いていた」と話したという。
バトンパスには渡す側が上から渡すオーバーハンドパスと下から差し込むアンダーハンドパスがあるが、日本は伝統的に後者を採用。前者よりもバトンミスが少なく、日本はそこにさらに改良を加えてきた。
バトンの受け渡しのミスで失格となる国もある中で、緻密で高度な連係で2着に食い込んだ日本。その技術の高さを再認識させたリオ五輪となった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images