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全勝の元王者を格下22歳が“大の字KO” リング誌も興奮「2021年最大の番狂わせ」

13日(日本時間14日)に英国で行われたボクシングの注目マッチで衝撃のアップセットが起きた。前IBFフェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英国)がノーランカーのマウリシオ・ララ(メキシコ)にTKO負け。ワーリントンは他団体の王者との対戦を視野にベルトを返上していたが、格下にまさかの敗戦でキャリア31戦目で初黒星を喫した。権威ある米誌「ザ・リング」でも「アップセット・オブ・ザ・イヤー候補」として試合を伝えている。

マウリシオ・ララ【写真:Getty Images】
マウリシオ・ララ【写真:Getty Images】

前王者ワーリントンを豪快KO、ララの番狂わせにリング誌も脚光

 13日(日本時間14日)に英国で行われたボクシングの注目マッチで衝撃のアップセットが起きた。前IBFフェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英国)がノーランカーのマウリシオ・ララ(メキシコ)にTKO負け。ワーリントンは他団体の王者との対戦を視野にベルトを返上していたが、格下にまさかの敗戦でキャリア31戦目で初黒星を喫した。権威ある米誌「ザ・リング」でも「アップセット・オブ・ザ・イヤー候補」として試合を伝えている。


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 何が起きるかわからないのがボクシングだ。22歳のメキシコ人ファイターが敵地でアップセットを起こした。9回だ。じわじわと距離を詰め、ララは強烈な左フックでワーリントンをぐらつかせる。そしてここを勝機と見るや、一気に仕留めにかかった。左フックを4連打。最後の一撃が強烈に前王者の顔面を捉えると、相手は卒倒。キャンバスに文字通り大の字になった。

 レフェリーは即座に試合をストップした。米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」の公式SNSでは「マウリシオ・ララが大アップセット勝利。土曜日、ララが無敗だったジョシュ・ワーリントンを9回にKO」と添えてKOシーンを映像付きで公開。圧倒的不利の下馬評を覆したララの豪打に米ファンは「これこそボクシングの醍醐味!」と興奮していたが、リング誌でも「アップセット・オブ・ザ・イヤー候補」などと見出し付けして試合をレポートしている。

 記事では2021年のアップセット・オブ・ザ・イヤーのトップに立ったと紹介し、ララの試合後の「素晴らしい夜だった」というコメントを掲載。また試合の経過をたどる中で9回のフィニッシュブローについては「爆発的な左でリーズの戦士を仰向けにさせた」と表現している。最後にワーリントンが取材を受けず、すぐに病院に向かったことも伝えている。

 ワーリントンはWBA同級正規王者・徐燦(中国)、WBC同級王者ゲイリー・ラッセルJr.(米国)との対戦を視野に王座を返上していた。一方のララはこれで11連勝。戦績は22勝(15KO)2敗としている。今後が楽しみなボクサーだ。

(THE ANSWER編集部)




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