メドベージェワ不在のロシア選手権 米記者が「一番面白くなる」と予想したのは?
フィギュアスケートはグランプリ(GP)ファイナルが終了し、各国とも平昌五輪の選考会を兼ねた大会を控える。有望選手を多数抱えるロシアは現地時間21日からロシア選手権が開幕。女王エフゲニア・メドベージェワが故障で不在のなか、米国の記者は15歳のアリーナ・ザギトワを優勝の本命に挙げるとともに、「一番面白くなると思われるのはオリンピック3枠目の争いだ」と展望している。
女王不在も「群雄割拠」…優勝の本命は15歳のザギトワか
フィギュアスケートはグランプリ(GP)ファイナルが終了し、各国とも平昌五輪の選考会を兼ねた大会を控える。有望選手を多数抱えるロシアは現地時間21日からロシア選手権が開幕。女王エフゲニア・メドベージェワが故障で不在のなか、米国の記者は15歳のアリーナ・ザギトワを優勝の本命に挙げるとともに、「一番面白くなると思われるのはオリンピック3枠目の争いだ」と展望している。
ロシア選手権のプレビューを行ったのは、20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者だ。
今大会直前の19日、ロシアスケート連盟は「世界選手権と欧州チャンピオンのエフゲニー・メドベージェワは、サンクトペテルブルクでのロシア選手権で演技しない」と右足に故障を抱える女王の欠場を発表。2016年に世界選手権とGPファイナルで銅メダルを獲得したアンナ・ポゴリラヤも背中の故障で不在となっている。しかし、同記者は自身のブログ「RockerSkating.com」で「とはいえ、いまだ群雄割拠だ」と記し、独自に結果を予想している。
注目はやはり、GPファイナル優勝者の15歳ザギトワだ。記事でも、「私の計算では、上位6人に入る可能性のあるスケーターが少なくとも12人いる。アリーナ・ザギトワが最有力だ」と優勝の本命に推薦。中国杯、フランス杯とGPシリーズで連勝し、初出場のGPファイナルでも見事優勝。ショートプログラムでやや出遅れながら、フリーで圧巻の演技を見せて逆転優勝を飾るケースが多く、ウォン記者も「彼女のポイント獲得能力が常に彼女を助けている」と分析している。