井上尚弥へ「ありがとうございました」 翻弄された比嘉大吾「何て言えば…疲れました」
新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。メインイベントではWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(Ambition)が激突した。
ボクシングチャリティーイベント「LEGEND」
新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。メインイベントではWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(Ambition)が激突した。
スパーリングとはいえ、本気の井上に果敢に立ち向かった。スピードやテクニックに翻弄され、強烈なパンチも被弾した。ヘッドギアの上からだったが、効いた様子の比嘉。それでも果敢に前に出た。
最終ラウンドは両者ともにヘッドギアを外した。比嘉は井上に猛攻を仕掛け、会場を大いに盛り上げた。試合後のリング上でのインタビューでは「コロナ禍で集まってくれてありがとうございます。尚弥さん、ありがとうございました。何て言えばいいんでしょう。疲れました」と振り返っていた。
比嘉は2017年にデビューから13連勝でWBC世界フライ級王座を獲得。2度目の防衛戦で日本タイ記録となる15戦連続KO勝ちを達成した。しかし日本新記録がかかった3度目の防衛戦で計量に失敗し、王座を剥奪。試合もTKO負けで、初黒星を喫した。計量失敗を受け、プロライセンス無期停止処分を受けた。
2020年2月にバンタム級で復帰。6回TKOで再起戦を飾った。その後ジムを移籍し、10月の試合はドローに終わったが、12月31日にWBOアジアパシフィックバンタム級のタイトルを獲得した。現在はバンタム級でWBA8位、WBC14位、WBO8位と主要3団体でランク入りしている。
(THE ANSWER編集部)