メドベージェワ、ロシア選手権欠場に海外反響 米記者は決断支持「賢明な措置」
フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が右足の負傷により、ロシア選手権(21日開幕)の欠場を発表した。来年2月の平昌五輪で金メダル最有力と目される世界女王の棄権を受け、海外メディアや記者も注目。「彼女の最終的な目標はオリンピック」などと報じ、反響を呼んでいる
右足負傷で無念の欠場…海外も続々報道「メドベージェワがロシア選手権から離脱」
フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が右足の負傷により、ロシア選手権(21日開幕)の欠場を発表した。来年2月の平昌五輪で金メダル最有力と目される世界女王の棄権を受け、海外メディアや記者も注目。「彼女の最終的な目標はオリンピック」などと報じ、反響を呼んでいる
ロシアスケート連盟は19日、「世界選手権と欧州チャンピオンのエフゲニー・メドベージェワは、サンクトペテルブルクでのロシア選手権で演技しない」と欠場を発表。米テレビ局「NBCスポーツ」はグランプリ(GP)ファイナルを辞退していたことに触れながら、「メドベージェワは骨折や以前から不定期に感じていた痛みからの復帰を早まらないよう忠告されていた」と今回の決断に至った背景を紹介している。
また、記事では代表選考については「ここ2年間、無敗を維持している18歳の絶対王者は五輪出場の招集を決定的なものとしている」とし、実績から平昌五輪は救済措置で出場する可能性が高いことを示唆している。
20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者も、「エフゲニア・メドベージェワがロシア選手権から離脱」と自身のツイッターで世界選手権2連覇中の女王が欠場を選んだことを速報。そして、「賢明な措置だ。彼女の最終目標は五輪なのだから」と五輪を見据えた判断を支持した。
メドベージェワは11月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯後にMRI検査を受けた結果、右足中足骨のヒビが発覚。当初はGPファイナルで復帰を目指すも、欠場していた。五輪選考会を兼ねるロシア選手権も欠場となるが、メドベージェワは練習を続けており、来年1月の欧州選手権での復帰に照準を合わせるという。
平昌五輪まで残り1か月弱。一日も早い回復を願いたい。
(THE ANSWER編集部)