井上拓真が「肌で感じた」尚弥の技術 14か月ぶり再起戦へ「兄弟スパーから盗んだ」
ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが14日、東京・後楽園ホールで行われる。13日は前日計量が行われ、挑戦者の元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)はリミット53.5キロ、王者・栗原慶太(一力)は100グラムアンダーの53.4キロで一発パスした。両者はそれぞれリモートで取材対応。戦績は栗原が15勝(13KO)5敗、拓真が13勝(3KO)1敗。
14日東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ、両者とも前日計量クリア
ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが14日、東京・後楽園ホールで行われる。13日は前日計量が行われ、挑戦者の元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)はリミット53.5キロ、王者・栗原慶太(一力)は100グラムアンダーの53.4キロで一発パスした。両者はそれぞれリモートで取材対応。戦績は栗原が15勝(13KO)5敗、拓真が13勝(3KO)1敗。
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拓真は、2019年11月にWBC世界同級正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)との団体内王座統一戦で判定負け。WBAスーパー&IBF王者の兄・尚弥(大橋)と同じ階級のまま、1年2か月ぶりの再起戦に臨む。
「減量しながらも、しっかり最後まで動けたので体調はばっちりです。やっと試合ができる喜びというか、久々のワクワク感がある。とにかく早く試合がしたいですね。相手はパンチ力がありそうだなイメージなので、一発に気をつけて戦っていきたい。展開としてはいつもと一緒。打たせないで打つことを徹底して、あとは試合の流れで決めていきたい」
尚弥は昨秋に米ラスベガスでジェイソン・マロニー(オーストラリア)を撃破。その前から兄弟でスパーリングをしてきた。防衛を果たした兄から徹底サポートを受けた拓真は「自分の練習を優先してやってくれた。スパーで良いところ、悪いところを言ってくれましたね。アドバイス通り動けたので試合に繋がる」と手応え。さらに最強の兄についてこう続けた。
「印象としてはやっぱりうまい、強い。凄いなというのは肌で感じましたね。自分が(尚弥に)やられたような攻撃を、試合でどれだけ試せるかというのも一つの楽しみ。いいところを盗んで、それを出せたらと思います」