伝統の早慶戦、王者・早大が29-14で4強 黄金ルーキー・伊藤大祐が50m独走トライ
全国大学ラグビー選手権準々決勝が19日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、連覇を目指す早大が慶大に29-14で勝利を収めた。昨年度は11季ぶりに優勝し、復活を印象づけた王者。17度目の日本一へ、準決勝は1月2日に同会場で行われる。
大学選手権準々決勝
全国大学ラグビー選手権準々決勝が19日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、連覇を目指す早大が慶大に29-14で勝利を収めた。昨年度は11季ぶりに優勝し、復活を印象づけた王者。17度目の日本一へ、準決勝は1月2日に同会場で帝京大と対戦する。
序盤から早大が主導権を握った。前半5分。右サイド残り25メートル付近のスクラムから最後は主将のNO8丸尾崇真が抜け出して先制トライを決めた。5-0の14分には、残り5メートルを切ったラックから右に展開し、大外のWTB槇瑛人がトライ。10-0と差を広げると、20分には中央のハーフウェイライン付近で1年のCTB伊藤大祐がこぼれ球を拾い、約50メートルの独走トライを決めてみせた。
昨年度の花園で初の単独優勝を成し遂げた神奈川・桐蔭学園高で主将を務めたスーパールーキー。公式戦初先発で仕事を果たすと、会場から大きな拍手が鳴り響いた。26分に慶大にトライを許したが、36分に再び槇のトライで突き放し、24-7で前半を終えた。
後半は開始から慶大が猛攻。12分にCTBイサコ・エノサのトライとFB山田響のコンバージョンで14-24とした。しかし、21分に残り22メートル、正面やや右からのペナルティゴール(PG)を山田が失敗。その後は一進一退の攻防が続き、終了間際に早大はWTB古賀由教がトライを決めて逃げ切った。
早大は11月23日の対抗戦で慶大に22-11で勝利していた。
(THE ANSWER編集部)