ドネアは「偽陽性か」と母国報道 19日世界戦復活へ「陣営は井上尚弥戦へ踏み台に…」
新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、WBC世界バンタム級王座決定戦の出場取りやめとなったボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は12日、自ら陰性結果をアピール。世界戦出場に意欲を燃やしている。フィリピン地元メディアは「偽陽性か」と注目。そして、今回の世界戦は昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)で敗れたWBAスーパー&IBF世界王者の井上尚弥(大橋)との再戦に向けた「踏み台」と報じている。
新型コロナ検査で一度は「陽性」も…陣営はロドリゲス戦を諦めず
新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、WBC世界バンタム級王座決定戦の出場取りやめとなったボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は12日、自ら陰性結果をアピール。世界戦出場に意欲を燃やしている。フィリピン地元メディアは「偽陽性か」と注目。そして、今回の世界戦は昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)で敗れたWBAスーパー&IBF世界王者の井上尚弥(大橋)との再戦に向けた「踏み台」と報じている。
新型コロナ陽性が判明し、海外メディアが一斉に世界戦出場取り止めを報じられたドネア。母国メディアは検査の真偽に注目している。「ドネアは確認検査で陰性に。ロドリゲスとの世界戦を求める」と特集したのはフィリピンメディア「ラプラー」だった。
元IBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との世界戦を諦めないドネアが自身のSNSで「陰性」と判断された検査結果を公開。記事では当初、陽性と判断された検査内容と同じ方法だったことも報じた上で「ノニト・ドネアは偽陽性だったのか?」と注目している。
ドネアが世界戦に執念を燃やす一方で、主催者側はドネアの代わりに前座で登場予定だったWBA同級1位のレイマート・ガバリョ(フィリピン)とロドリゲスの対戦に変更すると報じている。
「ドネア陣営はロドリゲスとの戦いを希望しており、ナオヤ・イノウエとの再戦の踏み台にするつもりだ。残り1週間で、主催者にはドネア対ロドリゲスとガバリョ対ベラスケス戦に戻す時間は十分にある」と指摘した。
さらに「この問題を解決するには3度目の最終テストが実施される必要がある」とし、一度立ち消えになったドネアの2020年初戦が復活する可能性があると分析していた。
(THE ANSWER編集部)