メドベージェワ、事実上の今季終了 母国名手は現状懸念「白紙の状態から始める事に」
フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が23日に開幕するロシア選手権を欠場することになった。背中の痛みなどが出たためと現地メディアでは報じられている。事実上の今シーズン終了となったが、母国の先輩メダリストは復活を期待しながらも、「乱暴に言えば、白紙の状態から始めることになる」と指摘している。
背中の痛みでロシア選手権の欠場決定、先輩レオノワは現状を危惧
フィギュアスケートのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が23日に開幕するロシア選手権を欠場することになった。背中の痛みなどが出たためと現地メディアでは報じられている。事実上の今シーズン終了となったが、母国の先輩メダリストは復活を期待しながらも、「乱暴に言えば、白紙の状態から始めることになる」と指摘している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今季は拠点をカナダからロシアに戻したメドベージェワ。自身の新型コロナ感染や背中の痛みが続いたこともあり、ロシアカップ、グランプリ(GP)シリーズ、ロシア杯など欠場していた。ロシア選手権での復帰が期待されていたが、これもエントリーを取りやめることになった。
この欠場により欧州選手権、世界選手権への出場が困難な状況に。事実上、今季終了となったメドベージェワに対して、ロシアメディア「sportsdaily.ru」は2012年世界選手権銀メダリスト、アリョーナ・レオノワへのインタビューを掲載している。
ロシア杯5戦でエントリー、欠場を繰り返していたことについては「おそらく彼女は今でも健康上の問題があるのでしょう。なぜなら彼女は十分、多くの試合を欠場しました。そして私たちは彼女が今どのようなコンディションにあるか知りません。もしかして、彼女は全然滑っていないのかもしれません。誰も知りません。もしかしたら、彼女が出場しないというのは正しい決断でさえあるのかもわかりません」と話したうえで、さらにこう続けている。
「出場するとなれば、自分の最大限を見せることになります、彼女はどこでも演技しておらず、もう長い間、試合の経験がないので、難しくなるでしょう。乱暴に言えば、白紙の状態から始めることになります、感情的な部分でさえも」