メイウェザーvsYouTuberは「BOX界への侮辱」 米コラムニスト「断固として拒否する」
井上の名前を引き合いに「このスポーツには見るべき才能が数多くいる」
若者たちの間ではカリスマ的支持を集める25歳のポール。YouTubeの登録者数は2200万人を誇るが、プロボクシングのキャリアはわずか1戦だけだ。同氏は「ポールはマーケティングの才能があり、若者がどんなものを求めているのかを感じることのできる優れたビジネスマンだ」とYouTuberとしての嗅覚は認めながらも、「しかし、リングに足を踏み入れた彼は、メイウェザーが今まで戦ってきた男たちと最も遠いところにいる人間なんだ」と冷静に見ている。
そして「彼らの財布は潤うかもしれない。しかし、これはボクシングに害を与え、ボクシングをサイドショーにしようとしている」と続け、さらには“モンスター”の異名をとる日本人王者の名前を出して比較している。
「このスポーツにはこの目で見るべき若く偉大な才能を持った選手が数多くいる。バンタム級王者のナオヤ・イノウエはその一人だ。ハラハラするような選手であり、スピードとパワーはどの時代と比べても素晴らしいものだ」
エキシビションマッチを茶番だと切り捨てる一方で、バンタム級の盟主として君臨する井上尚弥については「見るべき才能」だと絶賛している。
この対戦の1週間後には日本のリングにも上がる予定のメイウェザー。異色マッチは波紋を呼びそうだ。
(THE ANSWER編集部)