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山縣亮太、かつ丼で“勝つ” 来季目標は9秒台&日本新「アジアタイトル獲りたい」

陸上のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダリストの山縣亮太(セイコーホールディングス)が「かつ丼」で日本記録に“勝つ”。30日、横浜市のいぶき野小で食の大切さを説くイベント「超人シェフ×超人アスリート夢のスーパー給食」に参加。色の大切さを説いた25歳は、勝負メシがかつ丼であることを明かし、来季の誓いに9秒台で日本新記録を立てた。

食イベントで勝負メシ告白「ゲン担ぎもあるけど、白米はいいエネルギーに」

 陸上のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダリストの山縣亮太(セイコーホールディングス)が「かつ丼」で日本記録に“勝つ”。30日、横浜市のいぶき野小で食の大切さを説くイベント「超人シェフ×超人アスリート夢のスーパー給食」に参加。食の大切さを説いた25歳は、勝負メシがかつ丼であることを明かし、来季の誓いに9秒台で日本新記録を立てた。

 山縣は十種競技の右代啓祐、三段跳びの長谷川大悟、やり投げの新井涼平とともにイベントに参加。特別授業では各選手がデモンストレーションを披露し、子供たちと対決した。山縣は短距離対決でハンデをつけながら豪快にぶち抜き、五輪選手のスピードを披露。子供たちに「速すぎる!」と驚かせ、約2時間、楽しいひと時を過ごした。

 9月の全日本実業団対抗(長居)で、日本歴代2位タイの10秒00をマークした25歳は、来季の目標について「日本記録を目指して、アジア大会で新記録を出してタイトルを獲りたい」と宣言。9月についに桐生祥秀(東洋大)が9秒台をマークした9秒98の日本記録を塗りかえ、アジア王者のタイトル奪取をもくろんだ。

 そのための準備も抜かりはない。冬季練習については「去年は怪我に苦しんでしまったので、まずは怪我に気をつけてやっていきたい。予防というところで(怪我の)センサーを鋭くしたい」と力説。今季は右足首の故障でシーズン序盤に出遅れ、世界選手権代表を逃しただけに、万全の状態で開幕を迎えるつもりだ。

 この日のメインイベントは銀座「みちば和食 たて野」で料理長を務める舘野雄二氏が作った給食。5年生のクラスに交じって食べ、トークショーでは「勝負メシは何ですか?」と小学生に問われると「かつ丼です。ゲン担ぎもあるけど、タンパク質も油も炭水化物も取れるし、白米はいいエネルギーになる」と明かした。

 パワーの源になる「勝負メシ」とともに、山縣は2018年を進化の一年にする。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer


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