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渋野日向子は2位キープ 原英莉花に2打差の同組V争い「自分の今の最高のゴルフを」

女子ゴルフの2020年国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの第2日が27日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)にて無観客で行われた。1打差の2位で出た渋野日向子(サントリー)は、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで単独首位の原英莉花(日本通運)に2打差の2位。“鬼門”の第2日を乗り切り、好位置をキープした。

通算7アンダーで首位と2打差の2位につけた渋野日向子【写真:Getty Images】
通算7アンダーで首位と2打差の2位につけた渋野日向子【写真:Getty Images】

2020年国内ツアー最終戦第2日、渋野日向子は5バーディーで好位置キープ

 女子ゴルフの2020年国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの第2日が27日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)にて無観客で行われた。1打差の2位で出た渋野日向子(サントリー)は、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで単独首位の原英莉花(日本通運)に2打差の2位。“鬼門”の第2日を乗り切り、好位置をキープした。

 渋野が好調を維持した。前半2、4、6番でバーディー。後半も10、11番で連続バーディーを奪った。14番をボギーとすると、難関ホールの最終18番も1つ落とした。ラウンド後は「個人的に3つ伸ばせればいいなと思っていたので、それが達成できて良かった」と振り返った。

 賞金女王を争っていた昨年大会は2位。今季は不調が続いたが、前週5位で調子を上げ、右足裏の痛みも回復して今大会に。今季は予選落ちを意識した第2日にスコアを崩すことが多かったものの、予選落ちがない今大会は上位キープで“鬼門”を乗り切り「最初から凄く攻めのショットができていたと思う。最後まで貫くことができた」と手応えがあったようだ。

 この日は首位で出た同じ1998年度生まれの黄金世代・原と2サム(2人1組)でラウンド。「かなり楽しみながら回っていたし、お互いバーディーをとったら『ナイスバーディー』と言い合ったり、かなり切磋琢磨してやって、自分も負けないようにという気持ちで18ホール回った。お互い本当にいい刺激になっていたと思う。本当に楽しく回れました」と振り返った。

 初日から優勝争いを演じ「ミスヒットが少ないというのが、この2日間すごくいいこと」と前向き。「本来のゴルフが戻って来ているように見える」という問いには「パー5で2オン狙いの攻めだったり、どのピンに対しても攻めるというのが私の取柄。その中でも広い方を大きく見るというのが今まで以上にできてきているので、こういうショットが打てていると思う」と語った。

 全英女子オープンを含め、ツアー通算6勝目の期待もかかる。約1年ぶりの復活へ「欲をかきすぎてもいけないなとは思うんですけど、やっぱり攻めるところは攻めて、守るところは守って、粘るところは粘って、自分の今の最高のゴルフができるように頑張りたい。今の自分なら、すごくプラスに考えられる」と戦い抜く。

(THE ANSWER編集部)


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