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渋野日向子、心の余裕が生んだ好発進 同伴競技者に感謝のワケ「やっぱりそこが1番」

今季2度目のボギーなし「自分の気持ちをコントロールできた」

 今季はショットでチャンスにつけても、グリーン上で苦戦し、流れを失う試合が続いた。それだけにこの日の内容には手応えを感じている。

「ショットが良くない中でボギーを打たず、微妙なパットを決めてというのは今年なかった。ハラハラドキドキはしていましたが、自分の気持ちをコントロールしてリズムを大事にできたのは成長できたのかなと」

 メンタル面で乱れなかったのは、同組でプレーした2人の存在も大きかった。親友の大里桃子と、2週連続優勝を狙う古江。気心の知れた大里とはラウンド中に談笑し、気持ちを切り替え、古江のキレキレショットからは刺激を受けた。

「(気持ちのコントロールを)できる時とできない時があって、今日なぜできたかと言われると、やっぱりメンバーじゃないですかね。そこが一番かなと。古江ちゃんがバーディーを取るたびに、私も頑張ろうと。親友の大里桃子とも話しながらラウンドしましたし、自分のこと以外にも目を向けることができたので」

 右足裏の痛みをかばうためか、ラウンド途中、右足の踵付近を靴擦れするアクシデントにも見舞われた。体調面は決して万全ではないが、メンタル面には明るい兆しを感じ取っている。

(THE ANSWER編集部)


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