渋野日向子、国内1年ぶり予選通過 シブコ節で21歳の一年回想「ポンコツな年でした」
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディス第2日は14日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で行われた。20位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、2ボギーの73で回り、通算1アンダーで42位。順位は後退したが、今季国内3戦目で初の予選通過を決めた。
伊藤園レディス第2日、渋野は今季国内3戦目で初の決勝ラウンドへ
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディス第2日は14日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で行われた。20位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、2ボギーの73で回り、通算1アンダーで42位。順位は後退したが、今季国内3戦目で初の予選通過を決めた。
渋野は出だしの1番でボギー発進。7番でバーディーを奪ったが、12番で落とした。それでも、17番はバンカーから残り約20ヤードのアプローチを1メートルに寄せてパーセーブ。18番も2メートルのパーパットを入れ、予選通過ラインより2打上回る1アンダー。国内では優勝した昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来約1年ぶり、今季初の予選通過だ。リーダーボードを見ながらのプレーだったという。
「あ、やばいなと思っていた。やっぱり去年も最後にボギーを打って予選落ちだったので。最後は痺れました。今日はどの距離のパットもかなり疲れましたね。本当に17番、18番で耐えてくれて、すごい良かったですし。『ショットをどうにかしろよ』という感じですけど、その分、パットが救ってくれたというのはあると思う。本当に最後の2つのパーパットは自分でもよく頑張ったと思います」
今季は6月の開幕戦、海外ツアー転戦を経た2週前の国内復帰戦でも予選落ちを喫した。今季初の国内予選通過については「かなり安堵」と吐露。「やっぱり去年予選落ちしてる大会ですし、明日誕生日だし。一番はそこなんですけど(笑)」と振り返った。21歳最後の日を終え、海外ツアーにも挑戦した1年について「ポンコツな年でしたね。ゴルフもそうですし……」とシブコ節。さらにこう続けた。
「今年本当は米ツアーに出るための準備をして、覚悟を決めないといけない年だったと思う。覚悟に関しては2か月間の米ツアーを経験してできている状態。挑戦への準備はまた来年も継続しないといけないです。来年はそれを実行、実現するために海外の地でしっかり経験を積んで頑張りたいと思うんですけど、日本ツアーもやっぱりちゃんと頑張らないといけない。そうですね……22歳の目標としては……難しいですね……目玉焼きよりも良い卵料理を作りたいです(笑)」
率直な思いを語りながら、海外転戦で覚えた料理に磨きをかける意気込みを示して冗談を飛ばした。最終日に22歳の誕生日を迎える。「今日は悔いの残る一日だったので、明日誕生日を楽しい一日で終われるように、ゴルフもしっかり悔いが残らないように、最初から集中力を切らさず、全力で臨みたいと思います。明日は22歳初日、良いところを見せたい」と活躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)