イ・ボミ、3年ぶりVへ暫定首位に急浮上 「65」爆発で笑顔満開「自分でもビックリ」
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディス第2日は14日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と6打差の32位で出た2015、16年賞金女王イ・ボミ(延田グループ)は7バーディー、ボギーなしの65で回って通算8アンダー。ホールアウト時点で古江彩佳(フリー)に並ぶ暫定首位に急浮上した。
伊藤園レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディス第2日は14日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と6打差の32位で出た2015、16年賞金女王イ・ボミ(延田グループ)は7バーディー、ボギーなしの65で回って通算8アンダー。ホールアウト時点で古江彩佳(フリー)に並ぶ暫定首位に急浮上した。
ボミがバーディーラッシュを決めた。前半4番は8メートルをカラーからねじ込み、5番は10メートルのロングパットを入れた。6番は5メートルを入れて3連続バーディー。後半出だしの10、11番でも伸ばした。13番は残り90ヤードから1メートル半につけてバーディーとし、最終18番では13メートルのロングパットを入れてバーディーを奪ってみせた。
ラウンド後のオンライン会見では「あまり期待していなかった。コースコンディションもよくて、自分のスイングがよければ行けると思った。パットがよくて、自分でもビックリしていて嬉しいです」と笑顔。そして、こう続けた。
「長いパットが入ったけど、昨日は入らなくてどうしようという感じだった。長いのが入って流れが来ました。いつもこの時期で天気もいいし、いいコースでコンディションもいい。全部がいい。凄く気持ちが楽になる。『自分が楽しくゴルフをできれば最高じゃない?』って思える場所です」
新型コロナウイルスの感染拡大で来日できず、今季は韓国で開幕を迎えた。前週からようやく日本ツアーに参戦。67位で初戦を終えたが、過去3勝を挙げた今大会で調子を上げてきた。前週はグリーンのスピードが合わなかったが、今週は早めにコースに来てタッチを合わせる練習を反復。「肩のラインと腰のラインを一緒にしたらバランスが良くなった」と終始明るい表情を見せた。
18年は賞金ランク83位と苦戦したが、昨季は21位と復調。日本ツアー通算21勝の32歳は、17年8月のCATレディス以来3年3か月ぶりの優勝の期待もかかる。昨年、俳優のイ・ワンと結婚したが、来日できない夫と毎日電話。「初日だと思って頑張ってねって言われた。優勝は考えない。3勝した大会で賞金女王を決めた場所。明日はもっとプレッシャーがあると思うけど、初心と思って頑張りたいです」と先を見据えた。
(THE ANSWER編集部)