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井上尚弥のスピード&破壊力は伝説王者級 アラム氏が絶賛「あんなの見たことない」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は米ラスベガスデビュー戦でWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。米興行大手トップランク社との契約初戦を見事に飾ったが、同社のボブ・アラムCEOは「電撃のスピード……こんな選手見たことがない」と最敬礼している。

井上尚弥とトップランク社のボブ・アラムCEO(右)【写真:Getty Images】
井上尚弥とトップランク社のボブ・アラムCEO(右)【写真:Getty Images】

トップランク社のアラムCEO「彼はすべてを兼ね備えている」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は米ラスベガスデビュー戦でWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。米興行大手トップランク社との契約初戦を見事に飾ったが、同社のボブ・アラムCEOは「電撃のスピード……こんな選手見たことがない」と最敬礼している。

 伝説のヘビー級王者モハメド・アリや元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーをプロモートしてきたボクシング界の重鎮、アラム氏は英専門メディア「ボクシング・ソーシャル」公式YouTubeに登場。井上に関する質問を受けると表情を崩した。

「あんなファイターを見たことないんだ。あの男は電撃のような素早さで、ボクシングについても熟知している。信じられないパンチを放つんだよ。バンタム級であそこまでのパワーは、歴代で言っても、かつてのメキシコのオリバレスぐらい。それぐらいの破壊力なんだ。バンタム級では見たことがない」

 華麗なカウンターで、タフで鳴らしたマロニーにキャリア初のKO負けを突きつけた井上。アラム氏はかつて「ミスター・ノックアウト」の異名で知られ、88勝(77KO)13敗3分けの成績を誇ったメキシコの2階級制覇王者、ルーベン・オリバレスというレジェンドを引き合いに出し、パワーを称賛していた。

 だが、井上の凄さは代名詞のノックアウトパワーだけではない。「彼はすべてを兼ね備えている。彼はただただ全員をぶっ飛ばしているけれど、ジェイソン・マロニーもバンタム級の相手をほとんど撃破してきた。本当にタフなファイターなんだ。それをイノウエはいとも簡単に処理してしまったんだ」とアラム氏は手放しで絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)


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