ドジャース投手、敵に“投げキス行為”で一触即発 米賛否「この喜び方は許せない」
米大リーグのプレーオフ、ナ・リーグ地区シリーズ第2戦はドジャースがパドレスに6-5で競り勝ち、2連勝。地区シリーズ突破に王手をかけた。この試合、中堅手のベリンジャーが本塁打性の打球を“強奪”するスーパーキャッチを披露し、話題を呼んだが、直後に投手が行ったパフォーマンスが挑発と受け取られ、一触即発の事態に。米記者が実際の様子を動画付きで公開し、「これは許せない」「何か問題でも?」と賛否が分かれている。
味方の超美技に興奮、グラテロルのパフォーマンスにマチャドが怒り
米大リーグのプレーオフ、ナ・リーグ地区シリーズ第2戦はドジャースがパドレスに6-5で競り勝ち、2連勝。地区シリーズ突破に王手をかけた。この試合、中堅手のベリンジャーが本塁打性の打球を“強奪”するスーパーキャッチを披露し、話題を呼んだが、直後に投手が行ったパフォーマンスが挑発と受け取られ、一触即発の事態に。米記者が実際の様子を動画付きで公開し、「これは許せない」「何か問題でも?」と賛否が分かれている。
スーパーキャッチの興奮が思わぬ空気を呼んだ。ドジャース1点リードの7回2死一塁、パドレスの若き主砲・タティスJr.が中堅バックスクリーン方向へ大きな当たりを放った。これを中堅手のベリンジャーが背走し、フェンス際でジャンプ一番。触れなければ、逆転2ランになっていただろう打球を捕球。超ファインプレーでチームを救ったのだ。
これに誰よりも感情を爆発させたのが、マウンドのグラテロルだった。帽子とグラブを自軍ベンチの方向に放り投げると、相手ベンチに向かって投げキスのポーズ。これに元ドジャースで次打者だったマチャドは怒りを露わにしたが、グラテロルはお構いなし。ドジャースの選手たちもベンチ前で威嚇するように、マチャドらに向かって睨みを利かせていた。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のダニー・ヴィエッティ記者は実際のシーンをツイッターに投稿。「ブラスダー・グラテロルは完全にはしゃいでいた。帽子を投げ、グラブを投げた。彼はチームメートとチームに対して興奮している。この光景は好きだが、彼はマチャドに投げキスをした。これはやりすぎだ。この両チームにはしこりが残っただろう。面白くなってきた」と状況を説明し、苦言を呈した。
これにファンも反応。「パドレスはかなり怒っているだろう」「この喜び方は許せない」「せっかくの良いプレーが」「子供がプレーしているのか?」「リスペクトがない」という否定的な意見がある一方で「プレーオフなんだから熱くなるよ」「何か問題でも? ソーシャルディスタンスのキスだろ」「じゃあマチャドのバット投げは問題じゃないの?」「マチャド、落ち着けよ」と擁護する声もあった。
不穏なムードが生まれた一戦だったが、ドジャースが逃げ切り、2連敗のパドレスは後がなくなった。
(THE ANSWER編集部)