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やり投げ・佐藤友佳が初日本一 “元幼稚園職員”が2cm差逆転V「最後は記録意識した」

東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権初日が1日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、昨年世界選手権代表の女子やり投げ・佐藤友佳(ニコニコのり)は59メートル32で初優勝に輝いた。日本記録保持者・北口榛花(JAL)が59メートル30の2センチ差で連覇を逃した。

女子やり投げで優勝した佐藤友佳【写真:奥井隆史】
女子やり投げで優勝した佐藤友佳【写真:奥井隆史】

日本選手権が開幕

 東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権初日が1日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、昨年世界選手権代表の女子やり投げ・佐藤友佳(ニコニコのり)は59メートル32で初優勝に輝いた。日本記録保持者・北口榛花(JAL)が59メートル30の2センチ差で連覇を逃した。

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 佐藤は1投目に59メートル03、3投目は54メートル03、4投目は56メートル91、5投目は57メートル45。迎えた最終試技、やりを投げた瞬間に雄叫びを上げた。北口の59メートル30を2センチ上回る59メートル32をマーク。初の女王に輝いた。

「最後に北口選手を2センチ差で逆転することができて、記録はまずまずなんですけど、勝負にこだわって初優勝できてとても嬉しい試合でした。今日の北口さんの記録が59メートル30。最後は(北口の記録を)意識していました。センチ単位では意識していないですが、60メートルを出せば勝てるんやとは思っていた」

 7月の大阪選手権で58メートル43と大会記録を更新し、2連覇を果たした。セイコーゴールデングランプリと全日本実業団選手権では、やりを高く投げてしまっていたが、今大会は修正。悲願の日本一を手にした28歳は「今年はコロナで練習できない期間もあったけど、体力を落とさないように心がけてきました。柔軟性の向上よりも、今年は技術的なところで今までやってきたことを安定させることを課題にして反復練習をしていました」と振り返った。

 東大阪大敬愛高3年だった2010年には、当時の高校新記録57メートル31でインターハイ優勝した。東大阪大でも当時の日本学生記録59メートル22を樹立。卒業後は大阪で幼稚園や小学校職員を経験し、18年春にのりを製造、販売するニコニコのりへ所属先を変更。昨年は世界選手権(ドーハ)に初出場を果たした。

 自己ベストは昨年日本選手権で記録した62メートル88。北口の日本記録は66メートル00だが「去年、日本記録を大幅に更新されて私も刺激になった。60メートル台で自分も北口選手と投げ合えるようならないといけない。いいライバル意識を持ててやれていると思います」と切磋琢磨するつもりだ。

 東京五輪の参加標準記録は、64メートル00に設定されている。「来年はオリンピックがある。60メートルをコンスタントに投げられる選手にならないといけないので、体力の数値を上げていくことを今シーズンの課題と目標にしたい。日本記録を作る気持ちは今でも変わらない」と先を見据えた。

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