前日計量で体重超過の相手を一蹴

　ボクシング、ウェルター級のプロスペクト、シャロン・エニス（米国）が19日（日本時間20日）、米コネティカット州のモヒガン・サンホテルで行われたウェルター級10回戦でフアン・カルロス・アブレイユ（ドミニカ共和国）に6回KO勝ち。デビューからの連勝を26（24KO）に伸ばした。大幅に体重超過した相手を強烈アッパーでリングに大の字にする場面を自身のツイッターで公開すると、米ファンからは「伝説級」「グレートな仕事」などと称賛が集まっている。

　23歳のプロスペクト、エニスが圧巻のアッパー一撃で倒した。第6ラウンド。アブレイユの右を間一髪、スリッピングでかわすと次の瞬間だ。カウンター気味にアッパーを顎に叩き込むと、相手は立っていられない。崩れ落ちると、キャンバスに大の字になった。

　衝撃的なアッパー一閃。ド派手に倒すシーンを、エニスは自身のツイッターで公開。米ファンからは「伝説級。その調子だ」「チャンプへの道」「いい試合だったぞ、チャンピオン」「お見事……ナイス……グレートな仕事だった！」「未来のチャンピオン」と称賛が相次いだ。

　また試合を中継した米放送局「ショウタイム」の公式ツイッターにも「レフェリーは第2ラウンドのダウンで試合をストップすべきだった」「圧巻のパンチ」「次はエニスvsクロフォードで」「すげえ」「Boots（エニスの愛称）は間違いなく別格」と期待通りの内容を披露したエニスへの期待が高まっているようだ。

　ウェルター級リミット（147ポンド＝約66.7キロ）での一戦だったが、アブレイユは前日計量で150ポンド（約68キロ）と大幅オーバー。体重の不利を抱えながらも、圧倒的な内容で勝利を飾り今後がさらに楽しみになった。