失格ジョコビッチ、“危険ショット”に女子レジェンドも苦言「不注意で、愚かにも…」
テニスの世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は全米オープン4回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)と対戦。第1セット5-6とリードを許した直後、苛立ちから背後に打ったボールが線審の首元を直撃。失格処分となったが、グランドスラム優勝18回の女王マルチナ・ナブラチロワ氏(チェコ)は「不注意で愚か」とし、ジョコビッチの愚行に苦言を呈している。
グランドスラム通算18勝のナブラチロワ氏「信じられない」
テニスの世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は全米オープン4回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)と対戦。第1セット5-6とリードを許した直後、苛立ちから背後に打ったボールが線審の首元を直撃。失格処分となったが、グランドスラム優勝18回の女王マルチナ・ナブラチロワ氏(チェコ)は「不注意で愚か」とし、ジョコビッチの愚行に苦言を呈している。
悔やまれる瞬間だった。第11ゲームで先にブレークを許したジョコビッチはコートを移動しながら、ボールを背後の壁に打ち込んだ。苛立ちのこもったボールは予想外の軌道を描き、壁際の女性線審の首元を直撃してしまったのだ。線審は喉を押さえながらコートに倒れ込むと、しばし動けなかった。
慌てたジョコビッチはすぐに線審を介抱したが、協議の末に失格となった。
意図的ではなかったにせよ、危険なショット。ナブラチロワ氏はツイッターで「全米オープンのコートで今起きたことは信じられない。ノバク・ジョコビッチは女性ラインズマンの喉に不注意で、愚かにもボールを打ち込んで失格に。審判には失格以外に選択肢はなかった。なんてことなの……」と厳しい視線を向けていた。
ジョコビッチは今大会で得たランキングポイントをすべて失い、賞金も没収。罰金も科されることに。世界No.1プレーヤーの犯した過ちは同じテニス界のレジェンドにとっても、看過できないシーンだった。
(THE ANSWER編集部)