19歳笹生優花、6打差39位出遅れ 3戦連続Vへ、会心イーグルも淡々「長い一日でした」
女子ゴルフのゴルフ5レディスが4日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC(6571ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。雷雨接近のため午前11時過ぎから2時間16分中断され、ツアー史上初の初優勝から3戦連続Vがかかる笹生優花(ICTSI)は1イーグル、1バーディー、2ボギーの71で回って1アンダー。首位の葭葉ルミ(富士住建)に6打差の39位と出遅れた。
ゴルフ5レディスが開幕、葭葉ルミが単独首位、1打差2位に田中瑞希
女子ゴルフのゴルフ5レディスが4日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC(6571ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。雷雨接近のため午前11時過ぎから2時間16分中断され、ツアー史上初の初優勝から3戦連続Vがかかる笹生優花(ICTSI)は1イーグル、1バーディー、2ボギーの71で回って1アンダー。首位の葭葉ルミ(富士住建)に6打差の39位と出遅れた。
笹生は前半2、6番でスコアを落とし、ボギーが先行。しかし、7番をバーディーとすると、471ヤードの10番パー5では、残り約210ヤードの第2打を1メートル弱に乗せてイーグルを奪ってみせた。悪天候となったラウンドで以降はパープレー。「長い一日でした。それもゴルフかなと思います。今日はティーショットもよくなくて、練習場でもよくなかった」と振り返った。
2時間超の中断中は「何も考えてなかったです。普通に座ってぶらぶらしてました」と淡々。ポジティブ思考を心がけながらプレーし、会見では落ち着いて受け答えに臨んだ。「いい事しか考えない。余計なことを考えないというよりは、プロとしてどうやったらいいプレーができるか考えていかないといけない。ボギーも、パーも、バーディーもゴルフ。たたいたからどうとかではなく、今日の目標に向けてやっていました。目標は予選通過と楽しんでやることです」とブレずに前を見据えた。
日本人の父とフィリピン人の母を持つ2001年6月生まれの19歳。昨年11月のプロテストに合格し、プロ2戦目の国内ツアーで21世紀生まれ初の優勝者に。力強いショットや完成度の高いゴルフなどから“女ウッズ”の異名がつき、前週のニトリレディスも優勝。1988年のツアー制施行後では、10代の2戦連続優勝は宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ史上3人目の快挙だった。
うまくいかない日でも「あまりよくなかったのが楽しかったと思います、ミスすることもゴルフだから楽しい」と笑顔を見せた。初優勝から3戦連続優勝となれば史上初。首位と6打差だが「トップとの差はあまり考えていない。予選通過ギリギリなので、明日はそれを考えたい。毎回優勝するのは簡単ではない。そこまで自信はないので、今回は自分の目標の予選通過が大事。それを考えて明日は頑張りたい」と力を込めた。
7アンダーの葭葉が単独首位。1打差の2位に田中瑞希がつけた。2打差の3位に山下美夢有。4アンダーの4位で吉川桃、蛭田みな美、サイ・ペイイン、岡山絵里、三ヶ島かな、福田真未、小祝さくら、アマチュアの和久井麻由が追う展開となった。
(THE ANSWER編集部)