女子やり投げ・北口榛花、本格練習2か月も“新助走”に迷いなし「このまま突っ走る」
陸上のセイコーゴールデングランプリが23日、東京五輪でも会場となる東京・国立競技場にて無観客で開催される。新型コロナウイルスの感染拡大後、トラック・フィールド種目では初の全国規模の大会。22日には注目選手がオンラインで会見した。女子やり投げ日本記録保持者・北口榛花(JAL)はコロナ禍で完璧な調整ができなかったが、迷いなく挑むことを誓った。
23日セイコーゴールデングランプリへ前日会見
陸上のセイコーゴールデングランプリが23日、東京五輪でも会場となる東京・国立競技場にて無観客で開催される。新型コロナウイルスの感染拡大後、トラック・フィールド種目では初の全国規模の大会。22日には注目選手がオンラインで会見した。女子やり投げ日本記録保持者・北口榛花(JAL)はコロナ禍で完璧な調整ができなかったが、迷いなく挑むことを誓った。
昨年11月に完成した会場は、来年の東京五輪会場となる聖地。北口は「今季初めての試合が新国立でできることが凄く楽しみ。来年の五輪があるので、会場の雰囲気を感じて試合に臨めたら。地面の固さをチェックすることと、競技場の風の抜け方をしっかり把握したい。日本記録の更新を目標にできる段階ではないですが、精一杯最善を尽くせれば」と力を込めた。
チェコ人コーチに師事し、昨年10月には66メートル00で日本記録を更新。リオ五輪銀メダル相当の好記録だった。しかし、コロナ禍によって競技場が使えるようになったのは6月。専門的な練習を始めてまだ2か月だ。「試合は決まっていなかったので、ゆっくり練習していました」と明かした。
まだ内定はしていないが、東京五輪参加標準はすでに突破している。「五輪が延期になって、1年あるからこそ取り組めることにチャレンジしている」と進化の途中だ。助走スピードを上げるために歩数配分の変更に取り組んでいるが、まだ自分のものになっていないようで「数日前に戻した方がいいのではないかと言われたけど、後戻りはできない。元の助走はもう忘れているので、このまま突っ走ろうと思います」と迷いはない。新スタイルで臨む。
(THE ANSWER編集部)