井上尚弥がWBSSを回想 注目の今後にも言及「転級だったり色々と視野が広がると思う」
ドネア戦は「フルに出し切れた試合だった」
そして昨年11月のノニト・ドネア(フィリピン)とのファイナル。12ラウンドの激闘の末の勝利だったが、「ドネアは自分にとって、自分の中でレジェンドという存在だった。戦う前からどんな戦いになるかと想像できなかった。戦ってみて、2ラウンド目に眼窩底骨折を負い、自分の頭の中をフル回転させながら戦い、判定勝ちをした時は、この試合で自分が何を試されているのか、何を出さなければいけないのか、フルに出し切れた試合だった」と充実感をのぞかせた。
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WBSS全体を振り返っては「WBSSに参加してすごく印象に残ったことは照明などの演出が真っ先に浮かぶ。自分の中での思い出です。ドネアに勝った後のトロフィーの重さ、今でも忘れられません」と話し、注目の今後については「今後はWBOとの統一戦であったり、階級アップだったり、色々と視野が広がってきていると思う。またチームと相談して今後のことは決めていきたいと思う」と発言している。
井上は以前から「適正階級で戦うことが大事。バンタム級で(減量が)きつくなってきたら上げる」と常々口にしてきた。バンタム級を制すれば、将来的な転級も視野に入ってくるのは間違いない。
(THE ANSWER編集部)