【陸上】元日本王者の父を持つ池川が男子やり投優勝「4年後に向けて」
中国地方を舞台に行われている平成28年度全国高等学校総合体育大会。1日に行われた男子やり投げ決勝では池川博史(滝川二3年)が67メートル91で優勝。日本陸連が選んだ「2020東京オリンピック ダイヤモンドアスリート」としての実力を見せた。
雷雨中断のアクシデントに「正直、不安でした」
中国地方を舞台に行われている平成28年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ/特別協賛・大塚製薬)の陸上競技では、2020年東京五輪を目指す高校生アスリートが躍動している。1日に行われた男子やり投げ決勝では池川博史(滝川二3年)が67メートル91で優勝。日本陸連が選んだ「2020東京オリンピック ダイヤモンドアスリート」としての実力を見せた。
池川は2冠を狙った7月31日の砲丸投げでは16メートル43の3位に終わったものの、本職のやり投げでその力を発揮した。一投目では「投げる瞬間に70メートルラインが近く見えた」というほどの好感触からやりを放つと、67メートル91をマーク。「100点満点の投てきができた」とのコメント通り、鮮やかな軌道の投てきを見せた。
その後は会場のシティライトスタジアム付近で雷雨が発生し、数十分間の中断を余儀なくされた。その影響もあって再開後は池川をはじめとした全選手の成績は伸びなかった。「雷雨での中断は初めてです」と語った池川だが、周囲のサポートに感謝しつつ、こう語った。
「試合中に雷が鳴って中断だったので、正直気持ち的には不安でした。先生方に『しっかりやれよ』と声をかけてくれて、気持ちを切らさずできました。結果的にはこういう経験も大事かなと思っています」