鈴木愛、渡邉彩香をどう評価したのか 復活Vを称賛「私にできないゴルフをする」
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフの開幕戦、アース・モンダミンカップ最終日が29日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われた。4打差4位で出たツアー通算3勝の渡邉彩香(大東建託)は68の通算11アンダー。首位で並んだ鈴木愛(セールスフォース)とのプレーオフを1ホール目で制した。2015年11月の樋口久子Pontaレディス以来、1702日ぶりの復活優勝を果たした一方、鈴木は敗れたラウンドを淡々と振り返った。
112日遅れの開幕戦、鈴木は渡邉とのPOで敗戦
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフの開幕戦、アース・モンダミンカップ最終日が29日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われた。4打差4位で出たツアー通算3勝の渡邉彩香(大東建託)は68の通算11アンダー。首位で並んだ鈴木愛(セールスフォース)とのプレーオフを1ホール目で制した。2015年11月の樋口久子Pontaレディス以来、1702日ぶりの復活優勝を果たした一方、鈴木は敗れたラウンドを淡々と振り返った。
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鈴木は出だしの1番から連続バーディーでスタートすると、8番でも伸ばして10アンダーとした。12番で落としたが、14、16番のバーディーで再浮上した。渡邉とのプレーオフに入り、1ホール目で渡邉がバーディーを奪って決着。鈴木は昨年11月以来の通算17勝目を逃した。
オンライン会見で心境を問われた鈴木は「悪くはなかったけど、勝てなかった。結果、勝てないと意味がないのでなんとも言えないです」とコメント。調子については「ショットはよくなかったけど、要所、要所でパッティングが入ったのでそんなに悪くなかったです」と説明した。
18番、最後にバーディーパットを決めて入れていれば優勝だったが「(渡邉のスコアは)見ていなかった。優勝争いをしていなくて2位ならいい方だけど、優勝争いをして負けているので別に嬉しくない。勝たなきゃ意味がないので残念としか言いようがない」と不満顔だった。渡邉が優勝が決まった直後は笑顔で拍手を送り、健闘を称えた。1学年上の渡邉についてこう語った。
「やることをやって負けたのでしょうがない。自分より彩香ちゃんがよかったので勝った。しばらくラウンドも一緒にしていないけど、一緒に国を代表して背負った仲間でもある。彩香ちゃんもいいゴルフするので、互いにいい勝負すると思っていた。凄くいいゴルフをする選手ですし、ビッグプレーをする。私にはできないゴルフをするので、タイプは違うけど勉強になる。1ホールですけど、久しぶりに一緒に回れてよかった」
コロナ禍で次戦の開催は未定。次戦については「海外メジャーも感染者の状況を見ながら考えたい」と話すにとどめた。
第3日終了時点で11アンダーの単独首位だった21歳・田中瑞希(フリー)は、酒井美紀(国際スポーツ振興協会)と並ぶ10アンダー3位。3打差の2位で出た西郷真央(大東建託)は、原英莉花(日本通運)ら5人と並ぶ9アンダー5位。同じく3打差の2位で出た20歳・古江彩佳(フリー)は6アンダー17位だった。
(THE ANSWER編集部)