渋野日向子、開幕戦でプロ初の罰 理由は雨水対処の時間「ゴルフ人生で絶対忘れない」
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、首位と3打差のイーブンパーで初日を終えたが、開幕戦でプロ初となる規定違反の罰を受けた。
112日遅れの開幕戦、渋野日向子は5番の規定違反でいきなり2罰打
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、首位と3打差のイーブンパーで初日を終えたが、開幕戦でプロ初となる規定違反の罰を受けた。
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コロナ禍で112日遅れとなった開幕。初日は降雨によるコースコンディション不良のため、第1組は1時間遅れの午前8時にスタートした。渋野は5番グリーン上でうっかりミス。渋野のボールが同伴競技者のパッティングライン上にあったため、プレーの妨げに。規則通りにクラブのヘッド1つ分横にずらしたが、その後自分が打つ際に当初の位置に戻さずパットした。本来なら戻さないといけないため、2罰打が科されて痛恨のダブルボギーとなった。ホールアウト後には「本当に情けないです(笑)。自分の責任ですね」とコメントした。
ペナルティを受けたのは「プロでも初めてです」と苦笑い。「試合では中1の時に過少申告して以来」と明かした。今回と同様の規則違反はアマ時代を含めても初めてという。「どのバーディーよりも、5番のダブルボギーが一番印象深い。凄い恥ずかしいです。私が打ってからパーパットを打つまでにラインにかぶっていたのに、(雨水をなくすための)ローラーをかけてもらっている間にすっかり忘れていました」と説明。土砂降りの雨で水が浮き、その対処をしてもらっていたことが理由だったという。
「打ってすぐに何歩か歩いて思い出した。かなりショックで怒りを通り越していた。でも、中断の時間があったから気を取り戻せたかなと思います。今日、2打損してしまったので、これからのゴルフ人生、マークを戻さなかったことは絶対に忘れない。気を付けて明日以降、もっとバーディーを獲れるようにもっと攻めのプレーができるように頑張りたい」
直後に降雨で34分間の一時中断を挟み、10番でボギー。544ヤードの14番パー5では、フェアウェーからの第3打をピン手前約2メートルにつけて今季初バーディーを奪った。147ヤードの15番パー3では、第1打をピン左約5メートルにつけて連続バーディー。持ち前の笑顔を咲かせ、最終18番でもバーディーで締めてイーブンまで戻した。
(THE ANSWER編集部)