渋野日向子は“+112日”で何を得たのか 「もっとレベルの高いゴルフ」への挑戦とは
112日は新たな“成長期”「成果を出せたら米ツアーでも…」
異例となった長期のオフ。満を持して迎える開幕戦へ、この日は9ホールだけラウンドした。難しい位置からのロブショットなど入念に確認。「去年より精度はちょっとは上がっていると思いますし、転がす球が打てることによってもっとパーをとれる確率が上がってくると思う。そういうところはちょっとは去年よりは増えてくるんじゃないかな」と手応えを得たようだ。
昨年から掲げていた2020年の目標は東京五輪金メダル。さらに21年の米ツアー本格進出に向けた試金石の年になるはずだった。描いていたものとは異なるが、成長したものを試す場を心待ちにしているようだ。
「去年、考えていたのとは全然違う大会になったけど、このオフにアプローチをやってきたので、その成果を試合で試せたら今後の米ツアーだったり、日本ツアーでももっとレベルの高いゴルフができるのではないかと思う。それをしっかり実践する2020年にできたらと思います」
思わぬ形で増えた112日分の調整期間。無駄な時間を省き、新たな“成長期”に変えたシブコの新シーズンが幕を開ける。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)