豪ラグビー協会、職員47人に解雇通達 87億円損失で経営責任者「本当につらい日だ」
新型コロナウイルスの蔓延は、海外のラグビー界に深刻な影響を与えている。オーストラリアでは、ラグビー協会が経済的打撃を緩和するため、職員の約3分の1を解雇するという。英公共放送「BBC」が報じている。
5月までに87億円超の経済損失、給与削減に応じない3選手も契約解除
新型コロナウイルスの蔓延は、海外のラグビー界に深刻な影響を与えている。オーストラリアでは、ラグビー協会が経済的打撃を緩和するため、職員の約3分の1を解雇するという。英公共放送「BBC」が報じている。
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BBCは「新型コロナウイルス禍による経済的打撃の緩和へ、豪州ラグビー協会が職員の約3分の1を解雇」という見出しで記事を掲載。今後数か月で142人の正社員のうち47人を解雇するという人員削減を発表したと伝えている。
また「同協会の契約社員及び非正規雇用者30人に関しては、すでに雇用が終了している」とも記載。同メディアによると、同協会は5月までに1億2000万豪ドル(約87億6000万円)の経済損失があったことを公表しており「給与カットに応じなかった選手3人についても、契約を解除している」としている。
記事では同ラグビー協会の臨時最高経営責任者を務めるロブ・クラーク氏のコメントも紹介。「今日(6月1日)は、本当につらい日でした。午前中にスタッフに解雇を通達しましたが、何年にもわたって協会のために重要な仕事をしてくれた、試合に向けて働いてくれた彼ら一人ひとりをとても大切に思っているとも伝えました」と話したという。
同国では7月3日からスーパーラグビー・オーストラリア国内大会を開催予定。なお、日本チームのサンウルブズは、入国制限の問題などにより参戦を断念し、活動が終了していた。
(THE ANSWER編集部)