コロナ禍、選手がマスク姿で“超至近距離”フェイスオフ ニカラグアで興行開催
ボクシングでも世界各国で興行が中止や延期となる中、ニカラグアでは25日(日本時間26日午後1時)から観客を入れた興行が開催されている。米スポーツ専門局「ESPN」は「ニカラグアのボクサーは給料を手にできるチャンスに感謝する」と記事を掲載。海外識者はツイッターに選手がマスク姿でフェイスオフする画像を公開している。
ニカラグアで興行開催、プロモーター「みんな仕事が必要なんだ」
ボクシングでも世界各国で興行が中止や延期となる中、ニカラグアでは25日(日本時間26日午後1時)から観客を入れた興行が開催されている。米スポーツ専門局「ESPN」は「ニカラグアのボクサーは給料を手にできるチャンスに感謝する」と記事を掲載。海外識者はツイッターに選手がマスク姿でフェイスオフする画像を公開している。
ボクシングなら恒例の試合前のフェイスオフ。マスク姿で顔面を接近させたのは同国ライト級のラミロ・ブランコ対ロビン・ザモラだった。上半身裸のボクサー2人がマスクをつけて向かい合わせに急接近。顔がぶつかりそうな様子の画像を、ユーロスポーツのイタリア人解説者マッシミリアーノ・アンベーシ氏がツイッターに投稿している。観客席では、ファンが間隔を空けて座っている。
ESPNによると、ニカラグア首都マナグアのアレクシス・アグエロ・スポーツコンプレックスで日本時間26日にボクシングの興行が行われている。当初の予定では、慣習は会場の収容可能人数の10%に当たる800人程度。日本のリングでも戦ったことのある元2階級制覇王者でプロモーターのロセンド・アルバレスはこう語っているという。
「我々は世界にニカラグアで人々が労働していることを示したい。なぜなら、みんな仕事が必要なんだ。ボクサーがファイトしなければ、お金を稼げない。月給がないんだ。だから、我々は彼らと喜んで仕事をする」