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井上尚弥の技術はロマチェンコより断然上 殿堂入り元王者「私はこの青年を愛してる」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、25日(日本時間26日)に米ラスベガスで予定されていたWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となったが、その評価は絶大。伝説の3階級制覇王者はライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)より上と断言。「ロマが勝っているのはウェートだけ」と語り、井上に絶大な評価を与えている。米メディア「スポルティングニュース」が報じている。

井上尚弥(左)とワシル・ロマチェンコ【写真:Getty Images】
井上尚弥(左)とワシル・ロマチェンコ【写真:Getty Images】

往年の3階級制覇王者フェネック「彼のスキルはロマを圧倒的に引き離している」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、25日(日本時間26日)に米ラスベガスで予定されていたWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となったが、その評価は絶大。伝説の3階級制覇王者はライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)より上と断言。「ロマが勝っているのはウェートだけ」と語り、井上に絶大な評価を与えている。米メディア「スポルティングニュース」が報じている。

 バンタム、スーパーバンタム、フェザー級の3階級で世界王者に君臨し、世界ボクシング殿堂にも選ばれているジェフ・フェネック(オーストラリア)は現役時代に「マリックビルの誘導弾」というニックネームで人気を博した伝説のハードパンチャー。引退後も元ヘビー級世界王者マイク・タイソンのトレーナーを務めるなど、活躍を続けている。

 記事によると、そんなレジェンドが現在のボクシング界の状況を分析。パウンド・フォー・パウンド(PFP)候補は2人しか存在しないと断言している。

「世界最高のPFPのファイターについて、テレンス・バド・クロフォードとイノウエになると私は見ている」

 かつてのスーパーライト級4団体統一王者で、WBOウェルター級世界王者のクロフォード(米国)とともに日本の誇るモンスターをPFPの双璧として評価。リング誌ではPFPトップに4団体統一王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)、2位には3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が選出されているが、フェネックの意見は違った。

「彼(イノウエ)はプロとしてのスキルで見れば、ロマチェンコを圧倒的に引き離している」

「精密機械」の異名で知られるロマチェンコだが、スキル的には井上が格上と断言。「私はいつだってロマチェンコよりもイノウエを見てきた。ロマチェンコが唯一優っているのは、戦っている階級が上という部分。その分だけ、ちょっとお金があるということ。しかし、純粋な格、そして、スキルという議論なら、私はこの青年を愛しているんだ」とまで言い切ったという。

 PFP最強の評価もあるロマチェンコと比較しても、井上の方が「上」と、伝説の3階級王者は評価していた。

(THE ANSWER編集部)


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