「誰がイノウエを倒せるのか?」 米記者が迫るバンタム級の“4つのポイント”とは
バンタム級で必見のマッチアップはウーバーリorドネアと井上の4団体統一戦
3つ目は同階級で「誰がダークホースとなり得る存在か?」。このテーマに関しては五輪連覇のキューバの英雄の名を挙げている。
「私は前ジュニアフェザー級(スーパーバンタム級)の世界王者のギジェルモ・リゴンドーのファイトスタイルのファンではないが、2度の金メダリストの彼は勝ち方を知っている。リゴンドーは39歳で過去に比べ、打つことは衰えているが、彼は変わらず高度なインテリジェントファイターだ。リゴンドーはこの階級の他の優秀なファイターを倒す存在になるかもしれない」
スーパーバンタム級で一時代を築き、39歳にしてWBA世界バンタム級正規王者の座に就いたリゴンドーの底力に注目を寄せていた。そして、最後に「この階級で、誰の試合が次に見たいか?」とバンタム級での注目マッチアップを記している。
「イノウエがカシメロに勝つと仮定して、ウーバーリとドネアの勝者とイノウエの戦う試合が見たい。これは、誰もが認めるチャンピオンを決める試合を意味し、イノウエ対ウーバーリなら無敗のタイトルホルダー同士の戦い、イノウエ対ドネアなら世間を沸かせる再戦となるだろう」
井上が3団体を統一後に、WBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)とノニト・ドネア(フィリピン)の勝者との4団体統一戦が実現するならば、必見の好カードと期待をかけていた。
伝統的に強者が集まり、軽量級としては注目度の高いバンタム級。その中心に日本が誇るモンスターが君臨していることは間違いない。
(THE ANSWER編集部)