【名珍場面特別編】ワイルダー、“126秒失神KO”に甦る衝撃 戦慄の右ストレートで相手は大の字
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ほとんどのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向けて、THE ANSWERでは過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレイバックする。今回はボクシングの元WBC世界ヘビー級王者、デオンテイ・ワイルダー(米国)。V9を懸けた2019年5月の同級タイトルマッチで、衝撃の126秒KO勝ちを収めた試合だ。同級4位ドミニク・ブレアジール(米国)を右ストレート一発で失神させたシーンは、ボクシング界を震撼させた。
スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―ワイルダー、19年5月の失神KO勝ち
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ほとんどのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向けて、THE ANSWERでは過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレイバックする。今回はボクシングの元WBC世界ヘビー級王者、デオンテイ・ワイルダー(米国)。V9を懸けた2019年5月の同級タイトルマッチで、衝撃の126秒KO勝ちを収めた試合だ。同級4位ドミニク・ブレアジール(米国)を右ストレート一発で失神させたシーンは、ボクシング界を震撼させた。
たった一撃で100キロ超の巨体を沈めた。9度目の防衛戦、初回2分過ぎだ。ワイルダーの右ストレートが相手の顔面を直撃。強烈な一発に、ブレアジールは全身の力が抜けたように腰から崩れ、仰向けで大の字に倒れた。会場は騒然。挑戦者はレフェリーを見つめて立ち上がろうとするも焦点が定まらず、非情の10カウントが数えられた。
敗れたブレアジールは呆然。試合後も足元がおぼつかず、衝撃の大きさが窺えた。わずか126秒で決着させたワイルダーは、筋骨隆々の肉体を誇示するように両手を広げ、会場の熱狂に応えた。この日はWBSS準決勝でWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の259秒KOもボクシング界にインパクトを放っていたが、ワイルダーの衝撃126秒KOもファンを熱狂に巻き込んだ。
ワイルダーは続く11月の防衛戦で、同級3位ルイス・オルティス(キューバ)を圧巻の7回KO。V10を達成したが、今年2月のタイソン・フューリー(英国)との“世紀の再戦”で7回TKO負け。44戦目でプロ初黒星を喫し、王座陥落した。海外メディアによると、両者の第3戦が10月に開催予定だというが、王座返り咲きなるか注目だ。
(THE ANSWER編集部)