【甦るラグビーW杯】オールブラックスが示した日本への“愛” なぜ勝利後にスタンドにお辞儀をしたのか
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ほとんどのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。日本代表は史上初の8強に進出。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレイバックする。今回はオールブラックスが試合後にスタンドへ向かって頭を下げたシーンだ。今大会、各代表が日本文化に敬意を表し、一つのブームとなったお辞儀。開幕2日目の9月21日に見せた異例の振る舞いの理由を、主将のNO8キーラン・リードが明かしている。
新型コロナ禍の今こそONE TEAMに― ラグビーW杯の名珍場面を日々回想する
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ほとんどのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。日本代表は史上初の8強に進出。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレイバックする。今回はオールブラックスが試合後にスタンドへ向かって頭を下げたシーンだ。今大会、各代表が日本文化に敬意を表し、一つのブームとなったお辞儀。開幕2日目の9月21日に見せた異例の振る舞いの理由を、主将のNO8キーラン・リードが明かしている。
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B組初戦で実現したニュージーランドと南アフリカという大会屈指の好カードは、3連覇がかかるオールブラックスが23-13で勝利した。試合前にはド迫力のハカで6万超の大観衆を沸かせたオールブラックスだったが、試合後には粋な振る舞いで、横浜のファンの心をまた奪ってみせた。勝利の後、スタンドのファンに向けて手を振り、そしてぺこりと頭を下げた。日本流のお辞儀だった。
このシーンについてリード主将は「できるだけ日本の皆さんと繋がりたい。私たちを愛してくださっていた。今日も素晴らしかった。オールブラックスのジャージを着てくださっていた方もたくさんいた。そういう思いには応えたいと思いました」と振り返っていた。
試合前からオールブラックスのジャージに身を包んだファンが多数、列をなした。そしてまるで、ホームチームのように、黒い軍団に声援を送った。日本からの愛は確かに届き、胸を打たれたようだ。
この後、各国代表チームがスタンドにお辞儀をするシーンは珍しくなくなった。“和の心”も目立った大会だった。
(THE ANSWER編集部)