隔離生活中のパッキャオ、誤情報の“リーク”に激怒 「プライバシーの侵害だ」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で隔離生活中だったボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が、怒りを示している。自身と接触した同国上院議員が検査で陽性反応を示したため、家族と隔離生活を実施。情報を漏らした、ある村長に多対し「プライバシーが侵害されたのはなぜか」と調査を求めている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
「国民から国家危機に鈍感と思われる」、パッキャオが怒った理由とは
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で隔離生活中だったボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)が、怒りを示している。自身と接触した同国上院議員が検査で陽性反応を示したため、家族と隔離生活を実施。情報を漏らした、ある村長に多対し「プライバシーが侵害されたのはなぜか」と調査を求めている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
フィリピンの上院議員でもあるパッキャオは、地元保健当局の勧めで家族とともに隔離生活をしていた。複数の海外メディアが、新型コロナウイルスの陽性反応が出た上院議員のココ・ピメンテル氏と接触していたこと、パッキャオ自身はすでに検査で陰性だったことを報じていたが、ボクシングシーン.comは「手紙の内容が流出したパッキャオが激怒、原因の調査を求めている」の見出しで続報している。
隔離生活の報道を受け、マニラから南に30キロに位置する村、ダスマリニャスから自宅隔離の継続を求める「手紙」が届いたという。同メディアではこう記されている。
「ダスマリニャス村がパッキャオに向けて自宅隔離を求めるという内容のプライベートの手紙を送った。しかし、それが流出したことについて、パッキャオは調査を求めると述べた。手紙のコピーが記者に漏れ、週末の間にSNSで拡散されたのである」
手紙は差出人は、村長のロサナ・ウォン氏だった。「あなたの家族や雇人の安全を守るために、ご自身で自宅隔離をしてください。家にいてください。1人の雇人の出入りも許してはいけません」という内容。ウォン氏は母国の英雄に対し、村の感染拡大防止への意識を高めるため「モデル、模範になっていただきたい」と記されていたという。