井上尚弥、敗北ドネア家に届けた“粋な計らい”に英再注目「敬服の気持ちは明確に」
ドネアの要望を快諾した井上の“粋な計らい
判定負けの翌日、ドネアはSNSで次のようにコメントしていた。
「私は日本にモハメド・アリ・トロフィーを手にするためにやってきた。子供たちに、朝トロフィーを見せると約束していた。私は目に涙を溜めながら、イノウエに一晩だけトロフィーを貸してくれないかと控え目にお願いした。僕のためではない。結んだ約束のために、だ。息子たちにとっては人生の教訓になるだろう。ベストを尽くしたとしても、足りないこともある、と。勝つこともあれば、負けることもあるのだ」
2人の息子と共に金色に輝くWBSSのトロフィーを前に井上への感謝を告白する動画を公表し、ドネアジュニアは「サンキュー、Mr.イノウエ、コングラチュレーション!」とたどたどしくもメッセージを伝えていた。
「結局のところ、木曜日の昼食どきのファイトとしてはまんざら悪くなかった」と井上とドネアの絆にも注目。時差の関係で、英国では昼に生中継された一戦の後日談も高く評価していた。
(THE ANSWER編集部)