「チェンが支配、羽生が歴史作る」 五輪メディアが今季を回顧、宇野&鍵山にも言及
カナダ・モントリオールで18日に開幕予定だったフィギュアスケートの世界選手権は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、中止となった。羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)らが世界の強豪と戦う頂上決戦は幻に。予期せぬ形で今季終了となったが、IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」は「ネイサン・チェンがシーズンを支配し、ユヅル・ハニュウが歴史を作った」と男子フィギュアを振り返っている。
IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」が今季を回顧
カナダ・モントリオールで18日に開幕予定だったフィギュアスケートの世界選手権は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、中止となった。羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)らが世界の強豪と戦う頂上決戦は幻に。予期せぬ形で今季終了となったが、IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」は「ネイサン・チェンがシーズンを支配し、ユヅル・ハニュウが歴史を作った」と男子フィギュアを振り返っている。
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同メディアは2019-2020シーズンを振り返り「チェンは無敗でシーズンを終え、ハニュウはオリンピックで優勝した時のプログラムに戻って、スーパースラムを達成した」と伝えている。
羽生は2月の4大陸選手権(韓国・ソウル)のSPで「バラード第1番」、フリーで「SEIMEI」を再演して初優勝。ジュニアの世界選手権、グランプリ(GP)ファイナル、シニアの五輪、世界選手権、GPファイナル、4大陸選手権(欧州選手権)という主要国際大会6つをすべて制す「スーパースラム」の快挙を成し遂げた。同メディアは記事で「ハニュウは順当にソウルでの4大陸選手権で勝利した。そのことにより、ジュニアとシニアのキャリアの中で、完全に『スーパースラム』を達成した最初の男子選手ということになった」とたたえている。
18日に開幕予定だった世界選手権は、新型コロナウイルスの影響で中止に。同メディアは「2018-19シーズンの世界選手権でハニュウはチェンに次ぐ2位で終わってしまった。しかし、シーズンの大半を怪我で欠場の続いた後の復帰戦だったので、多くのファンは次シーズンの2人のマッチアップに注目していた」と2人の演技が見られなかったことを無念がった。
フィギュア界のトップで切磋琢磨してきた2人の関係について、記事では「チェンはハニュウを『私が常に尊敬する象徴的存在』と呼び、ハニュウはライバル、チェンのことを『私がスケートをするモチベーション』と表現した」とかつてお互いを称賛したコメントで表現している。