名古屋ウィメンズもコロナ対策 発着最寄り駅に看板設置「沿道観戦ご遠慮ください」
名古屋ウィメンズマラソンは8日、ナゴヤドーム発着で開催される。新型コロナウイルスの影響を考慮して一般ランナーの参加を中止し、女子マラソンの東京五輪代表最終選考を兼ねた「エリートの部」のみ実施。大会事務局は沿道での観戦は控え、テレビ・ラジオでの応援を呼び掛けるなど、感染対策に奔走している。
東京マラソンは事前に自粛要請も7万2000人が沿道で声援
名古屋ウィメンズマラソンは8日、ナゴヤドーム発着で開催される。新型コロナウイルスの影響を考慮して一般ランナーの参加を中止し、女子マラソンの東京五輪代表最終選考を兼ねた「エリートの部」のみ実施。大会事務局は沿道での観戦は控え、テレビ・ラジオでの応援を呼び掛けるなど、感染対策に奔走している。
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1日に行われた東京マラソンでは、事前に沿道での観戦を控えるよう求めていたにも関わらず、7万2000人のファンが声援を送った。ウィメンズマラソンにおいても、大会ホームページでテレビ・ラジオでの応援を呼び掛けるなど、沿道での観戦の自粛を求めている。
号砲前日の7日、発着地点の最寄り駅であるナゴヤドーム前矢田駅には、構内に「沿道での観戦はご遠慮ください」と大きく赤字で書かれた看板を複数掲示。ナゴヤドームまでの沿道にも、スタッフが同じ表記の張り紙を設置していた。
関係者への感染予防も徹底している。メディアサロンや特設記者会見場など、各所に消毒液を設置。手指消毒とマスクの着用について「上記2点のご協力を得られない方は、入館をお断りいたします」と各室前に掲示している。
特設記者会見場は、会見する選手と報道陣の間に約10メートルほどのスペースを設け、報道陣同士が座る椅子も距離が取られていた。
今回のレースには福士加代子、安藤友香、一山麻緒(いずれもワコール)らが出場する。東京五輪代表には前田穂南(天満屋)と鈴木亜由子(日本郵政グループ)が内定済み。1月の大阪国際で松田瑞生(ダイハツ)が記録した2時間21分47秒を上回った最上位者が最後の1枠に内定し、上回る選手がいなかった場合は松田が3人目の代表に内定する。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)