フューリー、リング誌最新PFPで10傑入りならずの理由とは? 井上尚弥は3位キープ
ヘビー級の層の薄さも影響か「他の階級ほどタレントがいない」
「深みのないパンチャーを2回倒したところで、それがフューリーをPFPトップ10に押し上げるものにはならない。オット・ワリン相手に苦しんだことを忘れてはいけない」
42勝41KOのワイルダー相手の勝利に、大きな意味を見出さなかったのは、マーティン・マルケイヒー記者。昨年9月14日のタイトルマッチでスウェーデンの伏兵相手に判定まで持ち込まれた過去も指摘し、「とても印象的な勝利だが、サーマンを倒した10位のパッキャオほどではない。ヘビー級には他の階級ほどタレントがいない」と分析している。
「もしも、アンソニー・ジョシュアを倒せれば、私は改めて検討するだろう」とヘビー級戦線の現状を指摘。3団体制覇王者のジョシュアを倒し、4団体を制覇した際、初めてトップ10PFP入りの俎上に載せるようだ。
「私はパッキャオを10位に止める。フューリーはその次だ」とアダム・アブラモビッツ記者も主張し、「フューリーはファンタスティックなパフォーマンスだが、まだ彼をPFPと評価できない」とマイケル・モンテロ記者も指摘している。
ワイルダーを撃破したフューリーだが、目の肥えたリング誌記者たちを説得するほどのパフォーマンスではなかったようだ。
(THE ANSWER編集部)