ワイルダー、入場時の“言い訳”を米メディアも一刀両断「印象がより悪いものに」
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチで元3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)に7回1分39秒TKO負けを喫した王者デオンテイ・ワイルダー(米国)。“世紀の再戦”に敗れ、44戦目でプロ初黒星となった。早い回で足が止まり、いつものような強打が影を潜めたワイルダー。まさかの敗因に入場時の重すぎるコスチュームを挙げていたが、米メディアでは過去の発言との矛盾点を突き付けている。
「衣装が重すぎた」…言い訳への波紋が広がる
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチで元3団体統一王者タイソン・フューリー(英国)に7回1分39秒TKO負けを喫した王者デオンテイ・ワイルダー(米国)。“世紀の再戦”に敗れ、44戦目でプロ初黒星となった。早い回で足が止まり、いつものような強打が影を潜めたワイルダー。まさかの敗因に入場時の重すぎるコスチュームを挙げていたが、米メディアでは過去の発言との矛盾点を突き付けている。
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ワイルダーは入場から消耗していた。まるで甲冑のようなド派手な衣装をまとい、さらに王冠つきで、目の部分がオレンジ色に光るフルフェイスのヘルメットのようなものまで着用している。まるで戦隊ヒーローものの悪役のような出で立ち。総重量は40ポンド(約18キロ)もあり、これが体にダメージを与えていたという。
精彩を欠いたワイルダーは試合後に、「ただ1つ言えることは、私のコスチュームはとても重かったということだ」「試合の序盤、私の足は機能しなかった。1度前夜に試着したのだが、こんなに重いとは思わなかった」などと入場時のコスチュームを言い訳に。これファンはブーイングを浴びせていた。
試合直後は殊勝に敗戦を認めていたのにも関わらず、言い訳を連発し物議を醸すワイルダー。米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウイン」も、“衣装が重すぎる”という発言を一刀両断にしている。