ウィザーズに頼れる新戦力 23歳ロビンソンが殊勲の決勝3P、HCも称賛「ビッグプレー」
アシストを記録したビールも信頼「試合のすべての面で彼の助けが必要」
ジョン・ウォールが長期離脱中の今、クラッチタイムに相手デイフェンスがビールに集中するのは避けられない。それでもなお、今までは重要な場面でビールがシュートを放つことが多かった。しかし24日(日本時間25日)のバックス戦では、第4Q最後のシュートを放ったのはビールからのパスを受けた八村だったし、オーバータイムで最後のシュートを放ったのはトロイ・ブラウンJr.だった。この試合でもビールは自ら仕掛けるのではなく、若いチームメイトを信頼する選択をし、それが勝利のカギとなった。
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試合後に、ロビンソンへパスしたときの心境について聞かれたビールは、「とても信じていたと言いたい。みんなで彼にずっと言い聞かせていたんだ。僕らが彼を理由もなくここへ連れてくることはない。試合のすべての面で彼の助けが必要。彼は良いディフェンダーでもあり、それと同時に優れたオフェンシブプレーヤーでもある。でもここにいるみんなを信じているよ。コーチがコートに立たせたのなら、それは理由があってのことだ。自分はワイドオープンのチームメイトを常に信じる」と、チームをけん引するリーダーとしての自覚をにじませた。
八村もロビンソンの試合を決定づけた3Pについて「コーチが彼に躊躇するなと話していたのを覚えている。オープンなら打てってね。彼が良いシューターであることはみんな知っている。最後のプレーで彼はためらわなかった。だから決められたんだと思う」と自信をもって打ったことに賛辞を送っていた。
ロビンソン本人は、シュートの場面について「かなり良い状態だった。あの時ワイドオープンだったから決めなければいけないかった。ブラッドリー・ビールに対して厳しいディフェンスをしてくることは分かっていた。ビールにボールを戻すことは難しかった。自信をもって、なるようになると身を任せたのさ」と説明。腹をくくったシュートだったことを明かした。
若い選手が台頭してきたウィザーズは、次戦から始まる西海岸へのロード4連戦でどのような戦いを見せるだろうか。クラッチタイムにも注目だ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)