「Nigeria」と書かれた白と緑のマウスピースを着用、その意味は…

　ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは22日（日本時間23日）、元3団体統一王者タイソン・フューリー（英国）が王者デオンテイ・ワイルダー（米国）に7回1分39秒TKO勝ち。引き分けに終わった2018年12月以来の“世紀の再戦”を制し、V10を誇る王者から王座奪取した。この試合でフューリーが着用していた白と緑のマウスピースが、ある暗示をしているのではないかと母国の英メディアが指摘。実際の画像とともに「明確なメッセージだ」と紹介している。

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　43戦無敗のワイルダーを沈めたフューリー。歯を食いしばってラッシュを仕掛けたが、口にしていたマウスピースが話題を呼んだ。白と緑の2色が使われ、「Nigeria（ナイジェリア）」の文字が記されている。英メディア「ギブミースポーツ」は実際の写真とともに、こんな見出しを打って報じた。

「マウスピースに書かれた『ナイジェリア』は、次戦がアンソニー・ジョシュアであることの明確なメッセージか」

　記事では、気になるフューリーの次戦について注目。「この疑問をボクシングファンに投げかけた時、彼らが答える相手はイギリスの同胞であるアンソニー・ジョシュアではないだろうか」と英国勢同士の4団体統一戦を挙げ、すでにジョシュアのプロモーター、エディ・ハーン氏が今年対戦することを持ちかけていることを伝えた。

　その上で「どんなに細かなことでも見逃さないファンであれば、昨夜、フューリーが勝利を収める前にもかかわらず、ジョシュアに次戦のメッセージを送っていたことを目にしただろう」とマウスピースに注目した。