香港21歳が羽生結弦に抱いた思い 競演に感激「ユヅルに会えて素晴らしかった」
今月開催されたフィギュアスケートの4大陸選手権(韓国・ソウル)は、羽生結弦(ANA)が合計299.42点で初優勝。ジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する「スーパースラム」という男子初の快挙を達成した。観客を魅了した羽生の美しい演技に、香港人スケーターのハリソン・ジョン・イェン・ウォンは大いに刺激を受けたようだ。地元紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が伝えている。
4大陸選手権で22位のウォンを地元紙特集、羽生から「特別な感情を得たようだ」
今月開催されたフィギュアスケートの4大陸選手権(韓国・ソウル)は、羽生結弦(ANA)が合計299.42点で初優勝。ジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する「スーパースラム」という男子初の快挙を達成した。観客を魅了した羽生の美しい演技に、香港人スケーターのハリソン・ジョン・イェン・ウォンは大いに刺激を受けたようだ。地元紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が伝えている。
同紙は、4大陸選手権に出場したウォンを特集。「先日韓国で行われた四大陸選手権で自らの存在を印象付けた21歳は、日本のスーパースター、ユヅル・ハニュウを間近に見たことで特別な感情を得たようだ」と羽生から影響を受けたことを伝えている。
羽生はSPで「バラード第1番」、フリーでは「SEIMEI」をそれぞれ2年ぶりに再演して戴冠。圧倒的な演技で優勝した王者について、ウォンはこう語っているという。
「ユヅルに会えたことは素晴らしかった。彼がどうやってトレーニングし、滑り、そして気を落ち着けているか見られたことは良かったよ」
ジュニアのアジアチャンピオン、香港ナショナルチャンピオンなどに輝いた実績をもち、世界スケート連盟のランキングでは90位に位置しているウォン。今大会のSPは56.98点、フリーでは98.32点で22位だった。「ショートプログラムではパーソナルベストを出せたし、すごくハッピーだよ。フリーではもっと力を出せたと思うけど、全体的には満足している」と振り返っているという。